2015年10月22日

キハ31形の座席にあった収納式テーブル

JR九州のキハ31形の座席には、東海道新幹線開業当時の0系に使用されていた転換クロスシートが採用されています。
これはキハ31形の製造が国鉄末期だったこともあり、製造費を削減していたこともあります。

新幹線で転換クロスシートだなんて、今おもえば馬鹿げたものです。
しかし、この転換クロスシートは、人間工学に基づいて設計されたもので、背もたれはちょうどい角度となっているのです。
キハ31形においても、そんなに疲れることはありません。




ということで、50年近く経ったいまでも、開業当時の形見が残っているということになります。
(0系は、2008年に山陽新幹線を最後に引退済。山陽新幹線で最後まで残っていたのは、30年くらい前に製造された編成がほとんど。)


今回取り上げるのは、2004年に撮影したものなので、10年近く前になりますが…
当時、肥薩線で運行されていたキハ31形。もちろん、転換クロスシート。

その転換クロスシートに、初期の0系の名残りともいえる収納式のテーブルが残されていました。
いまでこそテーブルは撤去されたり、鉄板で塞がれてしまっていますが、当時はまだテーブルを引き出して、実際に使うこともできました








今思えば、テーブルのサイズは小ぶりです。お弁当を乗せるくらいしかできないと思います。

次第にこうしたのがなくなっていくのですよね。寂しい限りです。



同じカテゴリー(新幹線)の記事
 博多港でN700Aを見る! (2015-07-11 10:00)
 新幹線ふれあいデーと西鉄電車まつり (2014-10-20 09:00)
 新幹線50周年 (2014-10-01 09:00)
 九州新幹線を撮る2014 (2014-03-16 09:00)
 さくらラッピングの九州新幹線 (2014-03-11 09:00)
 博多総合車両所で新幹線ふれあいデー (2013-10-22 09:00)