2016年02月22日

JR九州と西鉄の新型車両導入計画

今月は、JR九州と西鉄で、ともに新型車両導入のニュースが発表されました。


まず、JR九州は、819系。
JR九州では初めての蓄電池電車の導入となります。



だいぶ前に、817系の1編成を改造させて、非電化路線区間で試運転を実施されていましたが、ようやく、専用車両の導入と相成りました。

車両のベースは、現行の817系で、同じ2両で1編成です。
愛称は“DUAL ENERGY CHANGE TRAIN”から、『DENCHA』とつけられています。

今年4月、筑豊本線(若松線)に1編成が投入され、試運転が実施されるそうです。となると、来月には落成、甲種輸送があると思われます。

そして秋には営業運転を開始し、来年春に、6編成の追加導入が計画されています。

若松線からキハ47形が姿を消すかもしれませんが、同時に、筑豊本線のダイヤにも何かしらの変化が見られるかもしれませんね。

製造は、これまでを踏まえて日立製作所で間違いないでしょう。


そして、西鉄では、9000形。



5000形に代わる新型車両として導入されます。
3000形以来のマイナーチェンジであり、将来を担う車両となりそうです。
ステンレス製で、これまでの赤帯がデザインのなかで継承されます。

西鉄で初めて、LED式の行先表示が採用されます。
車内はロングシートで、スタンションポール(手すり)も増設されます。
窓ガラスにはUVカットガラス、室内灯にはLEDが、それぞれ採用されます。

製造は、従来形式と同じく川崎重工業。
来年3月に3両固定編成が2編成と2両固定編成2編成を導入。
さらに再来年度までに、3両固定編成を2編成と2両固定編成1編成が導入される予定です。

イラストイメージでは、ぱっと見、7000・7050形と3000形を足して割ったような感じにも見えなくはないですが…。実車がまだ見られないので、未知数の部分が多いですがね。

5000形の代替車両といっても、5000形自体が現行車両で最多の編成数を誇っていて、なおかつ、長期間に渡って製造されてきたりして、後期の編成ほど更新も進んでいるため、すべてを置き換えるまでにはだいぶかかりそうです。


※記事中の画像は、各社のニュースリリース資料からの引用です。


ちょっとここでお知らせ↓

最近、更新ペースがスローテンポになっています。記事のストックも蓄積していますが、思うよう更新されないことをあらかじめご了承ください。



同じカテゴリー(ローカル線(JR線))の記事
 「ふたつ星4047」がお披露目されました!(20220916) (2022-09-17 10:00)
 九州鉄道記念館のキハ07が国の重要文化財に! (2021-10-16 10:00)
 813系2200番台を見る!【一部座席撤去】 (2021-07-26 10:00)
 長崎から大分へ転属したキハ220形を見る (2021-07-05 10:00)
 JR九州×鬼滅の刃コラボ列車「SL鬼滅の刃」が走る! (2020-11-04 10:00)
 久しぶりの撮り鉄202008(#3)キハ200形 (2020-09-02 10:00)