2021年10月16日
九州鉄道記念館のキハ07が国の重要文化財に!
北九州市門司港にある九州鉄道記念館。
その九州鉄道記念館で2003年の開館から静態保存されている「キハ07 41号」が、このほど、国の重文化審議会において、重要文化財(美術工芸品)に指定をすべきとの答申を受け、重要文化財に指定されます。
九州に存在する鉄道車両としては初めて、また、気動車としても日本で初めての指定となります。

キハ07 41号は1937年に日本車輛製造株式会社で製造された、戦前の代表的なクラッチで変速する機械式としては唯一の気動車。
製造当初はガソリンを燃料とするガソリンカーで、型式もキハ42000形(キハ42055)を名乗っていました。
連結運転の時は双方の運転士が合図しながら走いました。
中央2枚が大きい6枚窓と大きな曲面を描く独特の前面も特徴です。
戦争によるガソリン不足や1950年に発生した安治川口駅での脱線事故による火災を契機に、1952年にガソリンエンジンからディーゼルエンジンへ換装され、型式もキハ42500形(キハ42540)に改番されました。
1957年に車両称号規程の改正でキハ07形(キハ07 41号)に改番され、同年には豊後森機関区に配置されて主に宮原線で使用されてきましたが、1969年に引退。
引退後は豊後森機関区や大分運転所で保管されてきました。
そして2003年からは九州鉄道記念館にて展示車両として保存されています。
▼車内

〜仕様〜
製造年:1937年
製造会社:日本車輌
車体長:19,694m
全幅:2,600mm
重さ:約27トン
定員:120人(製造時)→96人
その九州鉄道記念館で2003年の開館から静態保存されている「キハ07 41号」が、このほど、国の重文化審議会において、重要文化財(美術工芸品)に指定をすべきとの答申を受け、重要文化財に指定されます。
九州に存在する鉄道車両としては初めて、また、気動車としても日本で初めての指定となります。
キハ07 41号は1937年に日本車輛製造株式会社で製造された、戦前の代表的なクラッチで変速する機械式としては唯一の気動車。
製造当初はガソリンを燃料とするガソリンカーで、型式もキハ42000形(キハ42055)を名乗っていました。
連結運転の時は双方の運転士が合図しながら走いました。
中央2枚が大きい6枚窓と大きな曲面を描く独特の前面も特徴です。
戦争によるガソリン不足や1950年に発生した安治川口駅での脱線事故による火災を契機に、1952年にガソリンエンジンからディーゼルエンジンへ換装され、型式もキハ42500形(キハ42540)に改番されました。
1957年に車両称号規程の改正でキハ07形(キハ07 41号)に改番され、同年には豊後森機関区に配置されて主に宮原線で使用されてきましたが、1969年に引退。
引退後は豊後森機関区や大分運転所で保管されてきました。
そして2003年からは九州鉄道記念館にて展示車両として保存されています。
▼車内

〜仕様〜
製造年:1937年
製造会社:日本車輌
車体長:19,694m
全幅:2,600mm
重さ:約27トン
定員:120人(製造時)→96人