2010年03月08日

ふきや

福岡の人には知る人ぞ知る、老舗のお好み焼き屋さんの「ふきや」を紹介します。

ふきやのお好み焼きは、広島風でも大阪風でもない、ふきや独特の、キャベツがたくさん入った弾力のあるふっくらした生地が特徴です。

1枚1枚、時間をかけて焼き上げていき、仕上げは、ダマのようにどろっとした自家製ソース(企業秘密)をへらでまんべんなく塗るように広げ、青ノリもかけて、一口大に切り分けて、皿に盛り付けて出来上がり。


▼写真は、イカ玉子(大きめ)。600円。
ふきや
イカは生地に挟まっていて、ここからはわかりません。
鉄板にお好み焼きがたくさん並んでも、なにが入ったかわからないことには、ふきやでは勤まりませんね。

▼テーブルには、これまた自家製のマヨネーズが置いてあり、自分の好みに合わせて乗せれます。
ふきや
ふきやのマヨネーズもまた、ふわっとしています。すっぱさもなく、さっぱり。やはりなにか企業秘密が隠されていそうです。
これなくしてふきやは語れんばい。


▼厚さもしっかりあり、ふっくらしています。
ふきや
キャベツもしっかりはいっているので、噛みごたえがあります。

お好み焼き以外にも、焼きそばや焼きめしなどもあります。


ふきやの歴史は、いまは亡き先代(自分は「大将」と呼んでいました)が「みんなに安くていっぱい食べてもらいたいお店をつくりたい」という理由からで直方で営んでいたところを、なけなしのお金で福岡にやって来たのが、いまのふきやの始まりだそうです。(実家は精肉業だったよう)

自分よく、博多駅横の福岡交通センター8階と、昨年オープンした福岡ビル地下によく行きます。


近年、小麦の高騰でやむなく値上げしたものの味に変化はなく、ボリュームもたっぷり。
ふきやは、値段はそのままで「大きめ」にできたりしますから、腹一杯食べたい学生さんなどにも人気です。(最近、「特大」と言う人を見かけなくなりましたけど。)
福岡を離れても帰省するたびに通い詰めてくる人がいるなど、長年付き合いのある常連もたくさんかかえています。自分も常連ですけどね。


もちろん、お持ち帰りも可能。
ふきやでは「カブリ」と呼びます。しっかりマヨネーズもつけてもらえます。


ボリュームもさることながら、店員のテキパキした動きと笑顔!常連になると、店員にも顔を覚えられます。
いま社長されているのは、先代の娘さん。自分は「おばちゃん」とも呼んでいますが、主に福岡ビル店にいます。大将譲りで、気さくに話しかけてくれて、調子が悪いときは心配してくれることもあります。そしてなにより、あの笑顔には元気を分けてもらえます。


【データ】
◎天神店◎
☆住所☆ 福岡市中央区天神1-11-17(福岡ビル地下1階)
☆電話番号☆ 092-713-0743 
☆営業時間☆ 11:00〜21:00オーダーストップ
…………
◎博多店◎
☆住所☆ 福岡市博多区博多駅中央街2-1(福岡交通センター8階)
☆電話番号☆ 092-473-7471 
☆営業時間☆ 11:00〜22:00(21:30オーダーストップ)
…………
◎赤坂店◎
☆住所☆ 福岡市中央区赤坂1-9-10(赤坂門市場内)
☆電話番号☆ 092-741-6023 
☆営業時間☆ 11:00〜21:00(20:30オーダーストップ)

(なお、竹下や香椎にもあったような気がしますが、詳細不明につきデータ掲載しません。)



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Posted by けいたん at 00:59 │B級なグルメ