2013年09月11日

飯田屋敷の大銀杏

飯田屋敷の大銀杏

昨日9月10日付けの熊本日日新聞(くまにちコム)上で、福岡市中央区大名のJT敷地内にある『飯田屋敷の大銀杏』が再生されるという記事を発見しました。


清正の大イチョウ、60年かけ再生へ 福岡市 2013年09月10日

加藤清正に仕えていた武将、飯田覚兵衛が清正をしのんで熊本城から移植したとされる福岡市中央区大名の大イチョウが衰弱し、大枝が崩落する恐れが出てきたことから、所有者の日本たばこ産業(JT)は9 日、抜本的な再生策を発表した。大枝を切り落とし、 幹内部に手を入れ、今後60年程度かけて元の姿に戻していく。

イチョウはオフィス街にあるJT福岡支店の敷地に そびえる。高さ約15メートル、幹回り4・6メート ル。飯田覚兵衛は熊本城の普請奉行を務めた重臣で、 飯田丸五階櫓[やぐら]も管理した。加藤家改易後に黒田家に召し抱えられ、福岡の自分の屋敷に熊本城からイチョウの苗木を移植したとされる。

イチョウは「飯田屋敷の大銀杏[おおぎなん]」と呼ばれ、地域のシンボルだったが、幹の内部が空洞化し、大枝の一部が朽ちるなど危険性が増していた。

JTが福岡市、福岡樹木医会と協力。計画では、崩落の恐れがある枝と幹の一部を剪定[せんてい]し、土壌改良を施す。その上で空洞化した幹内部に「大銀杏」と近い遺伝子の苗を植樹。根元から自然に出る若芽とともに、60年程度かけて大幹と一体化させ元の姿に戻す。14日から作業に入る。

同支店は「長い期間がかかるが本来の姿を次世代に引き継いでいきたい」としている。(井村知章)


http://kumanichi.com/news/local/main/20130910002.shtml



記事でも触れているので改めて言うまでもなかろうでしょうが、
『飯田屋敷の大銀杏』こと、飯田覚兵衛屋敷の大銀杏について。

現在、JT福岡支店のある場所は、江戸時代初期から明治末年まで、黒田藩の家臣であった飯田覚兵衛直景を祖とする飯田家の屋敷跡だったところ。
飯田覚兵衛は加藤清正の重臣で、一番備えの侍大将として、加藤家の三傑と称された。
清正没後、加藤家が改易なったとき、親密な間柄にあった黒田長政に客分として召抱えられた。

この大銀杏は清正を偲んで、覚兵衛が熊本城から苗木をここに移植したものです。


400年近く前から、この地にて見守ってきた、飯田屋敷の大銀杏。
現在、老齢により樹木の太枝のほとんどが枯れている状態です。

そしてついに、今後60年近くかけて再生させようというから驚きです。

60年後…90歳近くになっている計算。(^^;
大名のシンボルとして、ぜひ再生された姿を見てみたいですね。

飯田屋敷の大銀杏
……………

福岡市中央区大名2-10 (JT福岡支店敷地内)
福岡市保存樹 中39号 イチョウ



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