2021年10月14日
当時の資料から見る福岡の発展史(#1)天神地下街
ジュンク堂書店福岡店で好評の古本市。楽しみにしている方も多いと思います。自分もその一人です。
数々の古い小説本などが出ていますが、スペースの一角では貴重な資料もあります。自分はそれらを見つけるのも楽しみです。
貴重な資料……今回の古本市で、福岡市内の商業施設等のリーフレット類の詰め合わせをいくつか買うことができました。
そのなかには今も続く施設もあれば、なくなった施設のものもあって興味をそそられます。
今回はそのうち「天神地下街」を紹介します。天神地下街の開業は1976年9月10日です。
天神地下街のフロアガイドです。表紙から歴史を感じさせますが、ロゴマークやキャッチコピーがいまと変わっていないことにも驚きです。

(でもって、この二人はどなたでしょうか?)
いつのだろうと、裏返すと懐かしいお店の名前が沢山…108店もあったのですね。煩悩の数と一緒。偶然でしょうか?

営業時間は午前10時〜午後8時までと、これも時代を感じさせます。
中はフロアマップになっているのですが、当時の天神地下街は「レジャーの街」「おしゃれの街」「プレゼントの街」の3つの街構成で成り立っています。地上につながる出入り口のナンバーの振り方がいまと違っているのもわかります。
マップをくまなく見ていくと、さらに面白いですね〜。
今でも場所を変えずに営業を続けているお店がいくつか出てきました。
レジャーの街では「積文館書店」や「チロル」や「薬局白十字」、おしゃれの街では「鈴乃屋」や「フカヤ」、プレゼントの街では「大賀薬局」や「加辺屋」…といったところでしょうか。先に紹介した店舗一覧に載っている、店舗ごとに振られているナンバー(街区)とはいまもほぼ一致します。


また、業態や店名などを変えて営業し続けているところもあります。
たとえば「ROYAL」は「アペティートカフェメトロ」になり、「アートコーヒー」は「エスプレッサメンテ・イリー」と、店名は変わっていますが、場所は変わっていません。飲食店は長く営業を続けることが出来るのが強みですね。
驚いたのは、総合案内所がいまと場所が少し違っていて(当時の中央広場にあたるところ)、地下鉄天神駅の東口前にあるじゃないですか。
天神駅の文字が見られないことから地下鉄の接続がまだなかったり、すでに天神コアの文字が載っている頃だとわかるので、このフロアガイドは天神地下街の開業当時のものかもしれません。
実は南側にも「計画中」とあったりで、当時からすでに地下街の延伸計画があったことが伺えます。
閉店してしまったお店もいくつか出てきますが、ピーコックやロッテリアなど、つい最近(といってもだいぶ前)まであったお店が懐かしいです。
もうひとつ。これは別の詰め合わせに入っていたもの。
積文館書店が天神地下街にオープンするにあたっての告知のビラです。

9月10日(金)とあるので天神地下街の開業と同時だったのですね。20店舗目というのもいまでは…。電話番号がいまと全く変わっていないのも驚きです。
本社は大手門からのちに大楠に移転しています。
「てんちか」という言葉は開業前からすでに親しまれていたこともわかりますね。平成になってからだとおもっていました。
こうしてみると、天神地下街は、福岡の発展に欠かせないんですね〜。
次もお楽しみに。(どれを取り上げるか吟味中)
数々の古い小説本などが出ていますが、スペースの一角では貴重な資料もあります。自分はそれらを見つけるのも楽しみです。
貴重な資料……今回の古本市で、福岡市内の商業施設等のリーフレット類の詰め合わせをいくつか買うことができました。
そのなかには今も続く施設もあれば、なくなった施設のものもあって興味をそそられます。
今回はそのうち「天神地下街」を紹介します。天神地下街の開業は1976年9月10日です。
天神地下街のフロアガイドです。表紙から歴史を感じさせますが、ロゴマークやキャッチコピーがいまと変わっていないことにも驚きです。
(でもって、この二人はどなたでしょうか?)
いつのだろうと、裏返すと懐かしいお店の名前が沢山…108店もあったのですね。煩悩の数と一緒。偶然でしょうか?
営業時間は午前10時〜午後8時までと、これも時代を感じさせます。
中はフロアマップになっているのですが、当時の天神地下街は「レジャーの街」「おしゃれの街」「プレゼントの街」の3つの街構成で成り立っています。地上につながる出入り口のナンバーの振り方がいまと違っているのもわかります。
マップをくまなく見ていくと、さらに面白いですね〜。
今でも場所を変えずに営業を続けているお店がいくつか出てきました。
レジャーの街では「積文館書店」や「チロル」や「薬局白十字」、おしゃれの街では「鈴乃屋」や「フカヤ」、プレゼントの街では「大賀薬局」や「加辺屋」…といったところでしょうか。先に紹介した店舗一覧に載っている、店舗ごとに振られているナンバー(街区)とはいまもほぼ一致します。
また、業態や店名などを変えて営業し続けているところもあります。
たとえば「ROYAL」は「アペティートカフェメトロ」になり、「アートコーヒー」は「エスプレッサメンテ・イリー」と、店名は変わっていますが、場所は変わっていません。飲食店は長く営業を続けることが出来るのが強みですね。
驚いたのは、総合案内所がいまと場所が少し違っていて(当時の中央広場にあたるところ)、地下鉄天神駅の東口前にあるじゃないですか。
天神駅の文字が見られないことから地下鉄の接続がまだなかったり、すでに天神コアの文字が載っている頃だとわかるので、このフロアガイドは天神地下街の開業当時のものかもしれません。
実は南側にも「計画中」とあったりで、当時からすでに地下街の延伸計画があったことが伺えます。
閉店してしまったお店もいくつか出てきますが、ピーコックやロッテリアなど、つい最近(といってもだいぶ前)まであったお店が懐かしいです。
もうひとつ。これは別の詰め合わせに入っていたもの。
積文館書店が天神地下街にオープンするにあたっての告知のビラです。
9月10日(金)とあるので天神地下街の開業と同時だったのですね。20店舗目というのもいまでは…。電話番号がいまと全く変わっていないのも驚きです。
本社は大手門からのちに大楠に移転しています。
「てんちか」という言葉は開業前からすでに親しまれていたこともわかりますね。平成になってからだとおもっていました。
こうしてみると、天神地下街は、福岡の発展に欠かせないんですね〜。
次もお楽しみに。(どれを取り上げるか吟味中)