2017年06月19日

大正時代の「天覧」山笠の掛け軸を見る

「天覧」と大書きされた、大正時代の博多祇園山笠の掛け軸2幅が、櫛田神社に寄贈されたとのことで、見てきました。

1916(大正5)年、大正天皇が福岡を訪れた際、土居流の飾り山笠の写真を見せたという記録があり、掛け軸の絵図は同じ飾り山笠とみられるそうです。

絵図の標題は、表が「瑠璃光輝世界(るりこうせかいをかがやかす)」見送りは「薬草芳千載(やくそうせんざいかんばし)」。
薬師如来を表現しており、仏や薬師如来の眷属(けんぞく)の象徴である十二支が表と見送りに描かれています。




左側が表、右側が見送りです。


明治末の1910年、市内電車が開通し、架線の高さが5メートルだったことから10メートル以上あった山笠は低くなりました。
豪華な飾りを施す山笠を山小屋などに据え付け、下の山笠台だけを取り出して、上に簡素な飾りを施し舁き山笠とした。大正末から昭和初めにかけて「飾り山笠」が定着するようになりました。
舁き山笠と飾り山笠とで分離される当時のものとして、貴重なものといえそうです。

※今月15日まで展示されるという報道がありましたが、16日に見ることができました。もしかしたら延長されたのかもです。



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