2016年09月23日

筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期

筑豊を行くシリーズ、久しぶりです。最近の訪問から。
田川市にある後藤寺バスセンターへ行ってきました。

鉄筋コンクリート3階建ての建物で、2階部分には1959年から1988年まで、『ターミナル会館』と呼ばれていた、座席数700を誇る大型の映画館があり、川崎町の炭鉱主・上田一族がオーナーの朝映観光が営業を行っていました。(※建物所有権はいまも同社が持っています。)

映画館が閉館したあとも、『ターミナル会館』の看板はそのままで、バスセンターが残りました。
しかし、老朽化によってコンクリートの落下等が発生していことから、西鉄は再三にわたり建物の所有者※に対して施設の修繕を要請していたそうですが、要請に応じなかったため、今年6月24日に開かれた、田川市議会の建設経済委員会において、今月末をもって、西鉄が同バスセンターから撤退することが正式発表された形になりました。

なお、同バスセンターからの撤退で、「後藤寺」バス停は、近くのところへ移設されます。(天神・博多駅方面の特急・急行バスの発着も同様)

いずれ、建物も解体されてしまうのではないでしょうかね、さすがに…。その費用などどうするのか。駅前と一帯とした再開発があるのかも、注目しておきたいですね。

というわけで、バスセンターが閉鎖される前なので、行ってきたというわけです。いつ以来かー。


外観1
バスセンターへ乗り入れるバスはここから進入します。
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期


構内
あえて、レトロ風に。
明るい時間帯ということもあるせいか、蛍光灯も部分的に灯されているだけ。それがかえって、いい感じです。
すでに窓口業務は廃止されており(後藤寺営業所に移行済)、構内アナウンスなどもなく、待合用のベンチが残されているのみです。(トイレと自動販売機はあり)

筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期


外観2(322号線側から)
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期
筑豊を行く(#6)後藤寺バスセンターの最期


JR田川後藤寺駅までは歩いてすぐのところに立地しますが、筑豊ってどこへいっても、やはり寂しい印象を受けます。



同じカテゴリー(撮影)の記事
 七隈線開業当時の懐かしの○○! (2023-02-03 10:00)
 福岡大名ガーデンシティの広場を見る(20230101) (2023-01-27 10:00)
 「ふたつ星4047」がお披露目されました!(20220916) (2022-09-17 10:00)
 西鉄福岡(天神)駅北口の階段が巨大ピアノに!? (2022-08-02 10:00)
 博多祇園山笠2022(#7)追い山 (2022-07-16 10:00)
 博多祇園山笠2022(#6)朝山と他流舁きによる櫛田入り練習 (2022-07-12 10:00)

Posted by けいたん at 10:00 │撮影名所めぐり西鉄バス田川