2015年11月30日
筑豊を行く(#1)麻生大浦荘

飯塚市にある『麻生大浦荘』で秋の特別公開が、今年は11月23日~30日に実施されました。通常は非公開の施設となります。
(入場無料なあたり、かなり企業努力されているなと思います。)
……ということで、この機会に行ってきましたが、今年はちょっと色付くのが遅れていて、それも少なめでした。残念。でも、多くの人が見に来ていました。(バスツアーの一行が多かったような。)
9時30分からなので、しばらく待機 …(^^;


改めて『麻生大浦荘』について。
麻生大浦荘は、「筑豊御三家」のひとつに数えられた麻生家の別邸で、数奇を凝らした和風入母屋書院造りの美しい邸宅は大正末期に建てられたといわれています。
1階773.4平方メートル(約234坪)、2階62.7平方メートル(約19坪)の広さを誇ります。
大浦荘の建材は主に桧と杉、柱は四方柾に製材されていて、非常に高価な木材が使用されています。
また欄間にも精緻細工が施され、贅を尽くして建築されたことが伺えます。
筑豊御三家のうちの麻生といえば、もちろんそう、副総理でもいらっしゃる麻生太郎さんの家系。曾祖父・麻生太吉のことです。(太郎さんの父は太賀吉、祖父は同名の太郎……本当にごっちゃになるような家系ですよね。(^^;
)
大浦荘は、その麻生太吉の長男・麻生太右衛門の住宅でした。なお、麻生家の本家は柏の森にあります。
ちなみに、大浦というのは、この地にあった小字名からとったものです。
現在は普段は、麻生グループの会合や接待などに使われるとか。
こんなにも広ければ、申し分なしでしょうね。
畳廊下 フローリングの床とまた違ったぬくもりを感じます。

応接間 シャンデリアにソファー。和室とはまた違った雰囲気。

朝方は、雨で庭園が開放されなかったものの、庭園内に誰もいないちょっぴり贅沢なのが撮れたのがよかったかも。(それが本来の姿ですが。)


THE・和、といった感じですかね。(^^)




庭園が開放された昼過ぎにまた行ってみました。
邸宅を撮りたかったわけですがね。1枚目の写真もこのときに撮影。

こちらはソフトフォーカス風にしてみました。(^^;
曇りがちの空模様でしたが、そこまで逆光に気にせずに撮れたあたり、まだ良かったかもです。
春と秋の2回、一般に特別公開される、大浦荘。
春もまた暖かな陽気なので、いっそう良さそうですよね。
麻生大浦荘
福岡県飯塚市立岩1060