2022年03月16日

天神で働く人たちの胃袋を支えてきた思い出の飲食店

既に先の報道でもありましたが、3月26日に「新生飯店」が閉店(先立って「楽天地 天神本店」が21日に閉店)、その翌27日には「平和樓」が本店・支店ともに完全に閉店されます。

どちらも古くから天神で働く人たちの胃袋を支えてきました。


「新生飯店」は、天神ビッグバンによる再開発で、閉店後には建物ごと解体されます。
天神で働く人たちの胃袋を支えてきた思い出の飲食店


新生飯店のことに関しては、以前に拙ブログでも紹介済なので割愛しますが、もしかしたら…があったら良いんですけどね。
そういえば、いつ閉店するのかという心配する声が多かったせいか、ちょっと前までマスコミからの取材も拒んでいたらしいです。(真相は知らないですけど)
楽天地とも和解し、閉店することも決まって、ようやく荷が下りたようです。



「平和樓」は、昨今のコロナ禍で、客が減り、それ以前の活気には戻らないというのも閉店を決断するに至ったそうですが…。
まあ、中国料理は一人で食べるというより、どちらかといえば家族や友人らと集まってなので、「福新楼」を始めとする多くのお店もそうであるように、店内は広く、客単価もどうしても高めです。でも美味しいから良いんですよね。

天神で働く人たちの胃袋を支えてきた思い出の飲食店

この自社ビルはどうなるのでしょう。他のテナントなども入っているのでしばらくは解体はないと思いますけど…。


ところで、コロナ禍になる前から、福岡では多くの飲食店がなくなっていますが、とりわけ長年親しまれたところはいまでは思い入れがある人にとってそれぞれの思い出話なんかになっていると思います。
自分が思い入れあるのは、上の2店舗以外にもいくつかありますが、ここにてさらに2店舗紹介します。


先に紹介した「平和樓」の近くにあったのが「喫茶プリンス」。こちらは2016年8月に惜しまれつつ閉店。
看板メニューであった鉄板ナポリタンやピラフなど、古き良き喫茶店らしいメニューが揃っていました。

働く人たちもそうですが遊びに来た人たちも、ここでコーヒー飲みながら一息ついたのではないでしょうかね。

天神で働く人たちの胃袋を支えてきた思い出の飲食店


しかし、2018年12月、天神の昭和通り沿いに「焼肉プリンス&喫茶」がオープンし、往時の喫茶店メニューもあわせて復活しました。

もともと慶州のグループでもあるのでディナータイム含めてやはり焼肉メインの店なのですが、ランチタイムのメニューなんかは鉄板ナポリタンなどが揃っています。
喫茶プリンスが閉店した後もグループ店舗の「鳴門」(上川端町のかろのうろんの裏にあります)でもプリンスの鉄板ナポリタンなんかを扱っていましたが、やはりプリンスで味わないといけないですね。


天神から一歩離れた中洲…
すき焼きで有名だった「中洲ちんや」は、2019年7月に閉店しました。

天神で働く人たちの胃袋を支えてきた思い出の飲食店

高級和牛を贅沢に使ったすき焼きを、それぞれの卓上にあるコンロで仲居さんが作ってくれるのでバラツキがありません。
こちらは閉店告知が突然過ぎて、ランチタイムになかなか行けなかったのが心残りです。(ランチタイムはリーズナブルな価格設定だった丼が人気だったのですがね。)

ちんやの閉店後、しばらくして改装されたのち、「すきやき・しゃぶしゃぶ にしやま」が翌2020年1月に開店しました。
にしやまの代表の西山さんはちんやの元店長を務めてこられた方だそうで、ちんやの味をなんとか残していきたいという思いからオープンにこぎつけたそう。
ですから、ちんやの味はいまでも食べることができますし、何よりも、仲居さんが作るのも変わっていないそうですので、いつかは舌鼓したいですね。


こうしてみると、かつての味がのちに復活するというのも珍しくはありませんね。
これじゃないという賛否両論もあろうかと思いますが…それでも良いと思うんです。



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