鹿家駅の木造駅舎を訪ねる

けいたん

2012年04月21日 10:00



老朽化とともに、駅舎の維持費の負担ができなくなったことにより、近く解体されることになっている、糸島市(旧二丈町)にある、JR筑肥線・鹿家(しかか)駅の木造の旧駅舎。

4月6日付の西日本新聞の記事で、桜との組合せの写真を見て、ふらっと行ってきました。
(※いまは葉桜になっています)


木造駅舎は昭和12年築。
アルミサッシに取り替えられている箇所はところどころ見受けられるが、それでも、ここまでよくも残ってくれたと思います。
因みに、木造駅舎は閉鎖済。新駅舎(待合室風)ができて、旧駅舎に引き込まれていた送電線から延びたケーブル類もまた、すでに外されていました。

▼ホームから見た木造駅舎と103系



▼セピア色に変換すると、レトロ感も…

長年の風雨にさらされながらも、たくさんの思い出が刻まれているであろう、外壁。


木製のラッチ(改札)とベンチも印象的。




その駅舎に寄り添うように咲き誇るソメイヨシノは、駅前の商店の方によると、70年近く前に植樹されたものとのこと。
また、木造駅舎は解体されても、一部、腐食箇所の伐採や剪定はあるものの、残す方向だそうです。

「建物財産標」は、国鉄時代からの建物には、ほとんどつけられています。


駅名板


木造駅舎に掲げられた、駅名標。(ホームから望遠で撮影)

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