花関ビル&中洲大洋

けいたん

2011年05月19日 10:25

明治通り沿い、西大橋を渡って博多部に入ると、かつて城山ホテルだったところに建つ、ガラス張りのアクアビルの向かいにあるのが、『花関ビル』です。





花関ビルは、大正15年築。昭和31年には建て増しが行われ、次第にいまの姿に。
かつては、久留米から移転してきたKBC九州朝日放送の本社も入居(のちに現在の長浜に移転)していました。

数年前に、日立のネオンが撤去され、居酒屋なんかも閉店し、すでに廃墟と化しています。





解体される予定なのですが、いまだにその気配もなし。
ちなみに居酒屋側(北海道のマークが目印)の出入り口には、ホームレスさんが1日中居座っていたりします。



隣りの中洲大洋映画劇場と並んで、昭和を醸し出しています。
地元の人は、略して『中洲大洋』と呼ぶのが通例。



中洲大洋は、昭和21年創業。現在、大小合わせて4つの劇場があります。


中洲には、かつては東宝があったりと、福博の映画館の拠点でもありました。

博多駅横の博多バスターミナル(福岡交通センター)にあったシネマコンプレックスが、JR博多シティにオープンしたTジョイやキャナルシティのユナイテッドに押されて閉鎖されてしまいましたが、中洲大洋はまだまだ残りそうです。
しかし、いつまで残るかも気になってしまいますね〜。


中洲って大人の歓楽街のイメージが強いですが、こうして調べてみたりすると、再発見も大きいです。

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