大阪道中記(5)~和歌山電鐡の車両たち
和歌山電鐡で活躍している車両は、すべてかつての南海電鉄の2270系電車で、同社から無償譲渡されたものです。
そのなかでも現在、3編成がユニークな電車に変わっています。
デザインをしたのは、JR九州の車両などを手がける、ドーンデザインの水戸岡鋭治氏。もう言わずと知れた方ですね。九州では彼がデザインしたものを見ない日はないぐらいですからね。^^
第1弾は、2006年に登場した『いちご電車』です。なんでも貴志駅周辺にいちごの名産地があるとか。
この日は運転されませんでしたが、伊太祁曽駅に併設される車庫で入換シーンを目の当たりにすることができました。
つづいて、第2弾は2007年に『おもちゃ電車』が、2009年には第3弾の『たま電車』が登場しています。
おもちゃ電車
おもちゃ電車車内(和歌山寄り)
たま電車
もちろん、南海時代の塗装をした従来の車両もまだ健在。
南海時代との差異は、NANKAIロゴがなくなり、その代わりに岡山電気軌道グループのロゴがついていることでしょうか。あと、ヘッドマークがついています。今後、和歌山電鐡独自の塗装になるとかならないとか…。
車内は、南海時代のまんまというかいたって普通です。それが上の3編成のように見違えるように変わると思うと…。
和歌山電鐡では、現在の直流600Vからの昇圧も視野に入れているとのこと。そうなると、現在の車両の処遇も気になります。
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