志免町中の坪公園で29612号蒸気機関車を見る
糟屋郡志免町の中の坪公園に静態保存されている、SLを見てきました。
事の起こりは、これ↓です。
志免町のSL解体へ 住民から惜しむ声も [福岡県]
志免町中心部の「中の坪公園」に設置されていた蒸気機関車(SL)が年度内に撤去、解体される。公園の全面改修に伴い、町側が提案した移設議案を議会が否決したためだが、住民からは惜しむ声も上がっている。
SLは、1919(大正8)年に建造された96型。かつては長崎線や唐津線などを走っていた。旧国鉄志免鉱業所がSL用の石炭を産出していたこともあり、引退後の75年に中の坪公園に設置された。
当初は撤去した後、オブジェを残す方針だった。住民の要望も受けた町は、11月の臨時議会にSL移設の予算案を提案したが、否決された。その後、住民から出された保存を求める請願も12月議会で不採択となっ た。そのため、町は解体のみの予算案を同議会に提案。可決された。解体費用は300万円。うち120万円は、SLの鉄材の売却代を充てる。
請願を出した町民は「志免鉱業所の石炭で走ったであろうSLが無くなるのは残念」と話す。町は解体した部品の一部をモニュメントとして旧勝田線跡の「鉄道記念公園」に設置する方針。中の坪公園は既に改修工事中だが、SL撤去前の1月9~13日には周辺が開放される。
=2013/12/29付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/60763
というわけです。
町議会で否決されるとは、納得いきませんね。
公園は記事本文中にもある通り、すでに工事がはじまっていて、SLの保存場所だけがポツンと残された状況でした。
午前9時前に町の職員の方でしょうか、立入禁止になっている柵を退かしてくれて、公園内部に入って撮影することができました。
たしかに錆だらけでしたが、修復できるものと思っていましたが、非常に残念!
キャブ内部
腕木式信号とともになくなる運命なのでしょう。
以下、現地説明板より。
案内
この機関車は、大正8年1月より昭和49年12月まで半世紀以上にわたり長崎本線および唐津線で活躍。その走行距離は2,667,65.6kmに及んでいます。これは、地球を実に66周、また地球から月まで3回以上往復したことになります。
鉄道は、この町に産業をおこし、文化を伝えました。私たちは、栄光の蒸気機関車D-96型29612号をたたえ、その雄姿と功績を後生に伝えたいと思います。
昭和50年6月 志免町
━━D-96型2961号の設置年月日および経歴━━
設置年月日 昭和50年5月15日
製造会社 汽車製造株式会社
製造年月日 大正8年1月27日
全長 16.563m
全幅 2.616m
高さ 3.816m
重量 (運転時)81.35t (空車)60.35t
燃料 (石炭)6,0t (水)15.5t
出力 870HP
最高速度 65km/h
※案内板には、D-96とありますが、正しくは、9600形のことです。
大正8年ということは、1919年。人間で言えば、大往生。。
以前は、金網で覆われていたりしていて、近くによって撮影することも困難でしたが、こうして最後の開放を行ってくれただけでも、感謝しなきゃいけませんね。
手前が泥濘で、撮影はちょっと大変でした。(^^;
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