水鏡神社
太宰府天満宮と並んで、学問の神様として名高い菅原道真を祭っているとして、福岡市民には知られているであろう、水鏡神社の紹介です。
この地が、現在『天神』と呼ばれる由縁ともされていますが、その歴史は古く、901年、菅原道真が京都から大宰府に左遷された途中に立ち寄った、四十川(現在の薬院新川)の清流に自分の姿を映したとされ、のちに、その地(現在の中央区今泉)に社殿が建立され、『水鏡天神』または『容見(すがたみ)天神』と呼ばれていた。(…まさかとは思うけど、薬院新川に架かる姿見橋ってこのこと?)
江戸時代に入り、1612年黒田藩初代藩主であった黒田長政が現在の地に移築させ、2代目であった黒田忠之が、1641年に再建されたとされています。
かなり有名な話ですが、正面の鳥居の額(鳥居扁額)の『天満宮』の字は広田弘毅(のちに福岡県出身としては最初の内閣総理大臣となるわけですが)が小学生の時に揮毫されたものです。
本殿
昭和通り側の鳥居
裏参道の役割を持っていますね。
警固神社同様に、いまではビルの合間にひっそりと佇む神社。憩いの場ともなっているのかな。
社務所もあるので太宰府天満宮に参拝する時間がなければ、ここでもいいかもしれませんね。
【データ】
水鏡神社(すいきょうじんじゃ)
所在地:福岡市中央区天神1丁目15番4号
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