博多ライトアップウォーク2017「博多千年煌夜」(#7)葛城地蔵尊
博多ライトアップウォーク「博多千年煌夜」。
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櫛田神社、博多千年門、葛城地蔵尊
このなかから今回は、葛城地蔵尊(かつらぎじぞうそん)を紹介します。
本尊である梵字が刻まれた石碑は、延喜年中(901〜923年)に地中から掘り出されたもので、その当時は浜辺であった冷泉津の「富士見坂」と呼ばれた当地に地蔵尊として祭られたものと伝えられています。その後、宝珠山の修験者・山伏が鎮護国家のための『葛城入峰』の際には必ずこの地で法華経を詠む霊場となったため、「葛城地蔵」の名を称えるようになったといわれています。
この町には昔から大火事があったことはなく、福岡大空襲でも戦火は手前で止まり、焼け残りました。これは葛城地蔵尊のおかげだと信じられています。また出征した町の青年30名も一人残らず無事帰還し、交通事故でなくなった人もこの町にはいないそうで、「生き残り地蔵」ともいわれています。
葛城地蔵尊 福岡市博多区上呉服町5−148
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