熊本市電最古の1060形1063号を見る
熊本市民の足とも言える、熊本市電。
今回紹介するのは、その熊本市電の最古の車両です。
熊本市電最古の車両は、1060形1063号です。
1063号は、大阪の廣瀬車輌によって、昭和26年に製造されました。
のちにワンマン化や冷房設置といった改造が行われるなど経て、現在に至ります。
もともと、側面の乗降ドアは3つあったそうで、車両の全長も、通常の車両よりも長くなっています。
↓言われてみれば、車両外観、扉があったとされる部分の側面窓の形(冷房車のステッカーが貼られている)が、他の窓とは違うのがわかるほか、ドア部分を鋼板で埋没した痕跡もうっすらですが見られます。
2003年より、熊本市電の旧塗装を唯一纏っていて、その塗装をいまも維持しているため、一般車両よりも見分けもしやすいです。
しかし、運用は決まっておらず、他の車両の不具合や検査時などにおける、予備車扱いという形になっているそう。
普段は、上熊本の車庫のほうで留置される機会が多いとか。(自分が熊本訪問のたびにほぼ見かけるように見えるのは、何かしらの偶然かもしれないけど…。)
車齢は65年を越えましたが、これからも末永い活躍をしてもらいたいものですね。
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