熊本城を見る2016(#9)北十八間櫓・監物櫓他 #熊本 #がんばろう熊本
熊本地震における熊本城の被害状況。今回はざっくりとお伝えします。とはいっても、これで、ほとんど出尽くしたつもりです。
他にもありますが、それは別企画でもいいかなとも。
北十八間櫓
東十八間櫓に軒が続く形で建っている北十八間櫓も国の重要文化財に指定されていましたが、石垣が崩落し、櫓もほぼ全壊。無残な状況です。
監物櫓
熊本城でもっとも北にある現存櫓がこの監物櫓です。1860年頃に建てられ、こちらも国の重要文化財に指定されています。
櫓は、外壁の漆喰が大部分にわたって剥がれていますね。
新堀橋の下の道路(熊本県道1号)は、一部車線規制がかかっていますが通行できます。この辺も高い石垣が続いていて、崩落防止、法面の保護のためか、ブルーシートがかけられている箇所もあります。
熊本県護国神社のそばにかかる宮内橋の先にある石垣が崩落し、あちこちに散乱しています。
宮内橋からこの先は立ち入り禁止になっているため、熊本県立美術館(本館)方面にも行けません。当然、車の往来もありません。
(2016年5月13日、19日撮影)
今日で、熊本地震から2ヵ月が経ちます。12日には、熊本県で4月19日以来となる最大震度5強の地震があるなど(熊本市内では震度2程度)、余震活動は続いています。
マスコミ報道による、熊本城の近況。
一連の地震で崩落した石垣の撤去工事が6月7日より始まりました。石垣には番号を振って保存されるとのこと。
撤去完了までには数ヶ月とだいぶかかりそうで、すでに梅雨入りしていますから、何よりも安全第一でお願いしたいところです。
また、飯田丸五階櫓に関しても倒壊を防ぐ工事が今週から始まる見込みで、工事では櫓の下に鉄骨を差し込んで一時的に支えたあと、足場を組んで安定させるということで、この作業が終わり次第、建物の損傷状況を調べて、修復するか取り壊すか決めるそうです。
こちらも安全第一。せっかく復元整備計画で、寄付によって復元されたのに、、はたして。
熊本城内にある加藤神社の参拝が6月8日より再開されました。安全が確保された棒庵坂などから行き来することができるとのことです。
こちらは、次回訪問時に参拝しようとおもいます。
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