2019年01月15日

イムズと石村萬盛堂本店の建て替え(201901)

んちゃー!( ^ω^)ノ

2019年に入って、福岡で大きなニュースが飛び込んできましたね。


まず、福岡の中心地・天神の一等地に建つ「イムズ」が、2021年度に閉館し、新たな商業ビルに建て替えられるという話。

地元ニュースでは速報としても伝えられました。その衝撃度はとてつもなく大きかったです。
それもそのはず、イムズができたのは、天神流通戦争が勃発した1989年、30年前のことでした。

イムズと石村萬盛堂本店の建て替え(201901)

イムズは“InterMedia Station”の略称。
文字通り、ライブや落語などが行われるイムズホールをはじめ、三菱地所アルティアム、かつては福岡市情報プラザ(現在は福岡市役所1階に移転)などもありました。
さらに、三菱電機でしか製造されていない日本に数十台しかないスパイラルエスカレーターがあるなど、バブリーな時代が残されているのも特筆すべきところでしょう。

FBS福岡放送で夕方放送される「めんたいワイド」でも、以前は定点中継として使われていましたし、懐かしい思い出が詰まっていますね。

また、天神愛眼ビルが隣接して完成。外観に一体感を持たせて調和も保たれていました。(実は、天神愛眼ビルは当初の計画では違うデザインだったというから興味深い。)

福岡市が進める天神ビッグバンにより、すでに福岡ビル(今年3月末)と天神コアも閉館、建て替えが決まっていますが、完成して30年弱のイムズまでもその流れに乗るとは思ってもいませんでした。なお、天神愛眼ビルがどうなるかは不明です。



もうひとつ。
博多区須崎町。博多祇園山笠の追い山の廻り止め地点(決勝点)にある、石村萬盛堂の本店。

イムズと石村萬盛堂本店の建て替え(201901)


同店が昨日(1月14日)で一時閉店となりました。
こちらもまた、9階建てのビルに2年後の完成を目指して建て替えられるとのこと。建物の老朽化だそうです。外観からはそう見えませんがね…。

昨年まで本店の2階で行われていた、山笠の追い山タイムの計測は継続されるということで一安心。

かつては、コメディアンになる前の小松政夫さんが働いていたことでも有名で、その当時としては破格の給料をもらっていたという。そういう縁もあり、かつては、同名物の一つ、塩豆大福のコマーシャルに出演されるなどしていましたね。

石村萬盛堂はもともと、当地の近くにあった、明治の喜劇王で名を馳せた川上音二郎の生家のあったところで創業。
いまでは、先述のとおり、博多祇園山笠の追い山の廻り止め地点としても知られる場所にあります。

また、ホワイトデーの発祥とも言われています。

新しく建て替えられるビルには、博多の文化などに触れられる施設も出来るという計画があります。
ここ数年でまた移り変わりゆく博多の町で、昔ながらの博多の良さも発信してほしいものですね。

なお、建て替えに伴い、本店にかわる店舗は、2月に土居通りに出来るとのことです。


ばいちゃー!(^ω^)



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