2017年11月30日

昭和の天神ビッグバン「土地の三角交換」

天神ビッグバン。
天神ビッグバンとは、天神地区では,アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。

実は、昭和の時代にもこれを匹敵する計画があったことを忘れてはなりません。
(まあ当時は「天神ビッグバン」なんて呼ばれていなかったでしょうが。)

その一つが、「土地の三角交換」。

1955年、天神のあらゆる業種の約100社により天神町(天神)発展会が発足。
それ以前からあった、岩田屋と新天町が中心となって結成された都心連盟(現在の都心界)も加わることになります。

この当時、岩田屋の他に天神交差点に面していたのは、店じまいの早い銀行や郵便局で、街の顔なのに夕方は人通りが減っていました。
発展会は「天神交差点を東京・銀座のようににぎやかに」という要望があがります。

そして1957年11月、天神が九州一の繁華街・ビジネス街として発展する転機となる「土地の三角交換」が決定しました。

土地の三角交換の概要はこうでした。

現在の福岡ビルの場所にあった旧福岡郵便局(現在の福岡中央郵便局)が、現在地へ移転。

その跡地に移転予定だった福岡銀行本店が、現在地へ移転。

さらに、現在の福岡銀行本店の場所にあった旧天神市場のテナントが、「福岡ビル」に入居する。


という、当時としては画期的な都心化計画が実現することになったのです。

福岡中央郵便局


福岡銀行本店


福岡ビル




昭和20年代後半の国土地理院地形図より。
よくよく見ると、現在の福岡ビルの場所に郵便局のマークがあるのがわかります。



福岡ビル建設途中の航空写真より。

(よくよく見ると、旧西鉄福岡駅も建設途中です。)


その後、天神の発展が加速するきっかけとなろうとは…。


一見すると複雑なモノだったのだろうと思っていたのですが、3年近くも協議しているわけですから、相当なものだったに違いないです…。


その計画から60年。
その3つのうち、当時から現存するのは福岡ビルだけですが、その福岡ビルは、天神ビッグバンの計画の一つに上がっている、航空法
による建物の高さ制限の緩和によって、2022年の完成を目指して、建替計画が進んでいます。
しかし、西鉄本社の仮移転地の確保はもちろん、現在入居しているテナントの補償など、どうなるのか…。


【お知らせ】

福岡市では、明日12月1日の午前10時と10時5分の2回、“訓練”で緊急速報メールが配信されます。

‬ “マナーモードでも音が鳴ります!”
訓練の時間にどうしても音を出したくない場合は電源を切っておいてください。
メールの配信時間に、福岡市に滞在しているすべての方を対象に配信されます。

SIMフリー携帯の方などは受信できない場合がありますが、今回はスマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」でも配信されます。受信されたい方はあらかじめダウンロードをお願いします。
また配信時間には電車が一旦停車します。地下鉄、西鉄電車、JR九州(新幹線は除く)が停車し、安全確認後に運行を再開されます。



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