2017年10月14日

熊本市内を歩く(#5)森本襖表具材料店

熊本地震から1年半が経とうとしています。えっ、とおもいつつ、早いモンです…。

久しぶりの熊本市内を歩くシリーズ。
今回の記事は、本来ならば、上半期中に公開するべきでした、熊本市中央区鍛冶屋町にあった『森本襖表具材料店』を紹介します。
以前紹介した『富重写真所』とは、至近距離にあります。

熊本城下の古い町並みと町屋が残る、この鍛冶屋町の一角に、『森本襖表具材料店』という、築130年の木造町屋がありました。

玄関の「くぐり戸」や「ばったり床几」と呼ばれる縁台など、特徴的な構造を持つ建物でした。

しかし、昨年の熊本地震で建物が被災。その後の危険度判定では赤紙が貼られました。

6代目になる主は、近所のマンションに移り住みながら、築130年のこの町屋を守ってきたそうですが、雨風が建物が入り込むなど
して、内部も含めて、深刻な状況だったとも聞いています。
結局、建物の修復は行わず、解体を決断されました。


解体工事は今年5月下旬からはじまり、そして、更地になりました…。


解体前の姿だけでも…。

屋根瓦や外壁が剥がれて、シートが被せられているところなど、痛々しくもあり、印象深かったです。




真ん中の建物の左にあるはしごのようなものが、「ばったり床几」ですね。

建物は、熊本市指定の都市景観形成重要建造物でもありました。


そうした中で、くぐり戸やばったり床几などの貴重な部材だけでも後世に残そうと、島田美術館(熊本市)が保存の申し出があったそ
うで、解体を前にしてそれらが取り外されて、搬出が行われたそうだ。取り外された部材は、現在、保管中とのことです。


熊本市中央区鍛冶屋町11



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