2013年10月17日

再び山口線に汽笛が響く日

昨夜、ちょっと嬉しいニュースが舞い込みました。(^o^)
JR山口線のSLやまぐち号が、一部の区間で運行再開というニュースです。



SLやまぐち号が復活へ 一部区間、6日間限定
2013年10月16日(最終更新 2013年10月16日 21時04分)

7月の記録的豪雨で運行を休止しているJ R山口線のSLやまぐち号について、JR西日本広島支社は16日、山口線の一部区間で11月~来年1月の計6日間、運転を復活すると発表した。今月28日に試験運転を行う。

JR西によると、運行日は11月2、3日 と12月21日、来年1月1~3日で、山口線の新山口―地福(いずれも山口市)を1日1本、往路のみ運行。全席指定で11月分は 10月19日から販売する。

「貴婦人」の愛称で知られ、通常使われる C57蒸気機関車は検査中のため、より小型 の「ポニー」ことC56とディーゼル機関車がけん引する。


(西日本新聞サイトから http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/article/46590 )



東日本大震災以降、日本列島全体がおかしい。

今年も例外ではない。
現在、台風がもたらした記録的な大雨による甚大な被害で、死者と行方不明者を出し、いまも捜索活動が進む、伊豆大島。

夏に、山口県や島根県を襲った大雨による甚大な被害も忘れてはいけないでしょう。
山口線等でも被害が発生し、いまも運行の再開に向けて復旧活動が進んでいます。

その山口線を走る列車の一つが、SLやまぐち号。地元の請願もあり、1979年にSL運行が復活。新山口(旧・小郡)駅から津和野駅までを、夏休みを中心に1日1往復。
メインで走るのは、シゴナナイチことC571。C57型蒸気機関車は貴婦人の愛称で、多くの鉄道ファンからも親しまれています。

国鉄の無煙化施策もあり、1975年12月に当時の客車列車での運行が終了したあと、山口線での復活運転となる1979年8月までわずか3年半という短い期間も幸いしてか、これまでの走りでやはりガタが来てしまい、故障も相次いだ。
つい数年前、オフシーズンに大規模な修復を行い、再び返り咲きました。

今回は、新山口駅から地福駅まで、方向転換設備等の関係か片道運行だけのようで、ポニーの愛称で親しまれているC56蒸気機関車が引っ張ります。
C56160も、稀にSLやまぐち号の舞台に立っています。

SLでしか味わえない、石炭が燃えて排出される独特の煙の匂い、沿線には甲高い汽笛が響くことでしょう。
地元にはきっと、元気をもらえる気がします。

『がんばっていこう』と。

SLが走っていたからこそ、沿線の地元の理解が得られ、今回の運行にこぎつけられたのだとおもっています。SLが走ったことがないところだったら、今回のような運行は絶対にありえません。

今回の運行が成功を収めるとともに、山口線等被害が起きた各路線が1日も早い復旧を目指して、がんばってほしいものです。
もちろん、東日本大震災の被災地や鉄道のない伊豆大島などの1日も早い復旧も。



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Posted by けいたん at 09:00 │蒸気機関車